メッセージ

覗いてみたら、実はすごい会社！？

ワボウ電子では、プリント基板の実装や、電子機器の組み立て、通信用電子部品の製造をメーカーに代わって行う会社で、端的に申し上げれば工場でものづくりをしている会社です。メーカーは、製品の仕様決めや基本設計を行いますが、実際にモノは造らず、製造専門の会社に委託する傾向にあります。製造を請け負う会社では、受託先を一社に限定せず、複数のお客様からの案件をバランスよく受注することで、年間を通じて稼働率を安定させることができます。また受託生産を行う企業は自社ブランド製品を持ちません。このような方式をEMS（Electronics manufacturing service）と呼び、電子機器の製造スキームでは世界的な潮流となっています。

当社もその一つで、実際に作っているものは国内外の至るところで見かけるものであっても、黒子に徹することがお約束であるがゆえに、その内実は公にすることができません。そのため表から見ると何を作っている会社かわからないという側面があることは確かです。とは言え、プリント基板の重要性を今更説明するまでもなく、パソコン、スマホ、家電、産業用機器、自動車と、ありとあらゆるところでプリント基板は活躍しており、今後もロボットやAI、IoTの進化の鍵を握る「頭脳」として大きな期待が寄せられていることも事実です。当社は『高性能なプリント基板を造ることができる』専門会社ですので、こうした追い風を受け、ますます存在価値を示すことになるものと思われます。

工場といえば自動化。なぜ人材が必要か？

当社は現在国内に3つの工場を有し、海外においては中国蘇州に最新鋭の設備を有する工場も保有しています。国内工場はすべて長浜市域に集結しており、本社には上流工程のアウトソーシング母体、つまり試作段階における設計、開発とその小ロット製造をお引き受けするセンターがあります。これに対し、量産工場としてリニューアルされたのが浅井工場で、ここでは、プリント基板を実装する量産ラインと、電子機器の組み立てラインがあります。いずれも省力化・省人化を実現する設備を導入しているものの、人の手が依然として必要不可欠です。この担い手の多くは地元の就業者で、中には子育て最中の主婦も外国人の社員さんもいらっしゃいます。特に組み立てラインでは、熟練度を求められる作業もあり、技能に長けた方が効率的に業務をこなしています。

求める人材は、製造ラインの人と設備の面倒を見てくださる方。

各工程においては、新旧の作業者さんが共に働きながらスキルを伝授していきますが、ここで必要になるのが、全体を管理監督するマネージャーです。当人は、ものづくりの工程を知り、不良品を極力出さないよう、また生産効率を少しでも向上できるよう、改善に次ぐ改善を行います。生産性に影響するリスク要因には、製造機器の不具合や故障の他に、作業者さんのやる気や業務姿勢も挙げられます。作業者さんが複数で業務を行う工程もありますので、仕事のやり方に関する意思疎通や、コミュニケーション上のトラブルにも気を遣う必要があります。総じてマネージャーは、人と設備の双方の面倒を見て、チームを最良の雰囲気に盛り上げることが求められます。笑顔の絶えない良いムードのチームは、生産性が高く、歩留まりも高くなるからです。一つに人間力、二つに技術力。その人の意欲が全体に波及するという性格の仕事ですから、何よりもやる気、前進思考が大事です。やりがいは十分に得られるはずです。おそらく想像以上に活躍のフィールドが広く深いです。是非、ワボウ電子を貴殿の次の活躍の場の一つに入れていただければと存じます。